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Channel: 毒女の黒いウワサ
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【衝撃】両親の他界後、ニート兄(40)を置いて実家から逃げた。→10数年後、実家の様子を見に行ったら…

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両親の他界後、ニート兄(40)を置いて実家から逃げた。→10数年後、実家の様子を見に行ったら・・・

 

母がシんだ。

これで両親とも居なくなった。

葬儀では、兄がお飾りの喪主になった。

 

葬儀屋にいいように搾取されている兄に助言をしても、

「女が横から口挟むな」で終了。

兄は作法も何も知らず、私は恥ずかしい思いをしたが、

それもこれで最後。

 

「相続については全部放棄するから」と伝えると、

兄は嬉しさを噛みコロしながら、

「いや、そんな訳にもいけん。あの××(ガラクタ)とか

○○(土地。金にならん。税金かかるだけ)とか…」

「兄さんがお母さんを最期まで見たんだし、

私は受け取るべきじゃないから」と固辞したら、

 

「む、それもそうか」とご満悦。

兄はなーんもしてないんだから、「見てた」だけだけどね。

 

丸投げされた介護だったけど、必要なことはちゃんとしたし、

好きな食べ物もなるべく良い物を買ってきてあげた。

本当は旅行とかに連れて行ってあげたかったけれど、

兄にめちゃくちゃにされるから断念した。

 

もう母が長くないことは分かってたから、

私は介護の合間に着々と引っ越し準備。

あとは、とりあえず見つけた住み込みの仕事先まで、

バッグひとつで逃げるだけ。

ぱっと見では分からないように、

 

 

色んな物(ノートとか筆記用具とか衣類とか)が

残ってるように見えるけど、全部要らない物だよ。

ニートで一度も仕事に就かず、もう40になった兄。

父親と一緒になって、私の婚約を2度も壊した兄。

 

兄を甘やかした父親がシんだら、

畑切り売りしてまで遊んだ兄。

そんな兄を甘やかしはしないまでも、

止めずに言われるままに土地を売り、お金を渡した母。

私も母と一緒で、兄に寄生されても

家にお金を入れてたから同罪。

私に責める資格なんかないよ。

 

だけど、兄と一緒に落ちるつもりもない。

兄は、私にこれからも面倒を見てもらえると

思ってるけど、

 

 

私は、父親はともかく母が好きだったから

ここに居ただけだよ。

母が居なくなったら一緒に住むわけない。

 

安定した仕事を見つけるのは厳しいかも知れないけど、

ここで吸いとられるよりずっとマシだ。

捜索されて、すぐにばれると困るから、

「ちょっと友人の家に行ってくる。

遠いのでもしかしたら泊まるかもしれない」

と言って、ご飯の用意をして、こっそり机の中に

「遠くへ行くので探さないで下さい」

と書いた手紙を入れた。

 

そうして私は上手く逃げ出し…

 

次へ↓ ↓ ↓

 

ケーサツから私のところへ連絡が来ることも

なかったから、手紙が功を奏したのかなと思ってた。

アラサーだった私は、このままひとり頑張って

生きようと思っていた。

 

ところがどういうわけか、すぐに出会いがあって

その人と一緒に暮らし、子供も出来てしまい

ついに入籍。

 

幸せな暮らしの中で兄のこともすっかり忘れ、

10数年がたった。

ごくたまに、私のことを探して見つけられたら

どう対応しようかなーと思っていたけど、

何の音沙汰もなかった。

 

でもふと母の夢を見て…

 

そこには小さいころの兄(といっても10歳上だったけど)

もいたんだ。

 

それでいろいろと思い出してしまって、

ついつい好奇心に負けて実家まで遠出をしてみたら、

そこには新しい家が2件建ってた。

 

ご近所の人に見つかるのも話しかけるのも

嫌だったのでそのまま帰った。

その後、やはり好奇心に勝てず、

ご近所の人に電話してみた。

 

驚くことに、兄は母がシんだ時点で

すでに個人で借金をしており、

 

 

あっという間に何もかも失ったそうだ。

借金とか知らなかったよ。

 

さらに残った借金を詰めるために、

借金取りの社長らと一緒に高級車で

どっか連れ去られ、その後は見かけてないと。

 

ご近所の人(母親と同年輩)は、

「あんたね、本当に良かったんよ逃げて。

あの日(連れ去られた日)△君(兄)

酷いこと言ってたから…」

そこで言い澱んだご近所の人に…

 

何を聞いても驚くようなことはないからと先を促すと

 

 

次へ↓ ↓ ↓

 

 

何を聞いても驚くようなことはないからと先を促すと

 

「○ちゃん、あんたのこと言ってたんよ。

もうすぐ妹が戻ってくるから、トウはたってるが

まだ働けるからって。なんかね、その…

男の人の相手するようなね」

それを聞いて、夢で見た小さいころの兄は霧散し、

ああ、やっぱり聞いてよかったと思った。

 

認めたくなかったけど、夢を見て、

ちょっと後悔してたか、償わなきゃって気持ちが

あったのかも知れない。

 

でも…

 

そんな気持ちは消えた。

因果応報だザマァ。

ホントあの時逃げてよかった。

 

もちろんもっと早く逃げるべきだったんだろうけど、

少なくともあれは最後のチャンスだったんだって。

 

母がシんだのも、そういうギリギリのタイミング

だったのかも知れないなって、

持ちだした位牌を眺めながら思った。

 

 

 

引用元:http://lasoreiyu.com/everyones.news/archives/22621/9


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