沖田浩之の自殺事件の衝撃!死を選んだ理由とは?
沖田浩之が36歳で謎の自殺!原因究明の憶測が広まる
俳優の沖田浩之は、1980年代に社会現象を巻き起こした、原宿歩行者天国を闊歩した「竹の子族」から芸能界入りを果たしてから約20年後、わずか36歳で自殺してしまいました。この事件の前日、沖田浩之の所属事務所の代表でもあった俳優・津川雅彦は彼と酒を飲んでおり、役者としての悩みを打ち明けられましたが、厳しい言葉を返してしまったといいます。そのため、俳優業への絶望といった自殺原因を想像して報じるメディアが多く見られました。
その一方で、多額の借金を苦にした自殺説もありました。実家の父親は、神奈川県川崎市で不動産業を営んでおり、幼い頃の沖田浩之は、大変裕福に育ったそうです。しかし、堅実だった父親から、沖田浩之の兄に代替わりした後、バブル崩壊という時代の波に揉まれ、会社は業績不振の一途を辿ることに。父親は、沖田浩之が亡くなる3年前の1996年に、「俺の保険金で借金を返済してほしい」と言い残して自殺しています。
沖田浩之の借金自殺説を兄が完全否定!実は億単位の借金保証人になっていた!?
沖田浩之の借金自殺説については、マスコミに対して兄が完全否定しています。しかし、沖田浩之が父親から相続した実家や会社の建物には、総額で数億円の抵当権が設定されていました。その事実の確認を兄に求めたマスコミ関係者もいたようですが、「会社の負債と弟は一切関係ない」と揺らぐことはなかったそうです。兄もまた、沖田浩之の死から3年後の2002年に自殺してしまったため、真相は闇へと葬られてしまいました。
ところが、後に沖田浩之の親族が、「兄が、沖田浩之の葬儀の夜に、彼の自殺原因を涙ながらに語っていた」と証言。兄は、父から受け継いだ事業の拡大に乗り出し、失敗して抱えた借金の連帯保証人に沖田浩之を立てていたといいます。親族の話が真実だとすると、表向きには、「弟の名誉のため、借金苦による自殺ではないと断言する」としていましたが、弟に借金を背負わせた後ろめたさのほうが大きかったのかもしれません。
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沖田浩之には結婚した嫁と子供が!山本陽子との関係は?
沖田浩之の自殺の第一発見者は結婚4年目の嫁!幼い子供もいた!
沖田浩之は、「竹の子族」から1981年にアイドル歌手デビューを果たし、1985年頃からは俳優業に専念して堅実な道を歩いていました。31歳になった1995年には、英語通訳をしていた一般女性・千代子と結婚。2人の子供ももうけており、人並みの幸せを手に入れたかのようでもありました。しかし、悲劇は、1999年3月27日の午前中、家族が暮らす神奈川県川崎市の自宅で起きてしまいました。
沖田浩之は、嫁と子供が幼児教室へ出かけている2時間ほどの間に、2階の寝室で寝巻のまま首を吊ったとされています。帰宅後に第一発見者となってしまった嫁にとっても、青天の霹靂だったはずです。妻子に一生消えない心の傷を負わせてしまうことに、沖田浩之が考え及ばなかったとは思えません。命を絶つこと以外が考えられないほどに、抱えていた悩みは深刻の度を越していたのでしょう。
沖田浩之と山本陽子に熱愛の噂!21歳差乗り越え結婚も考えていた!?
沖田浩之は、ドラマ「3年B組金八先生」でブレイクし、アイドル歌手として上り調子だった1883年に、女優・山本陽子との熱愛が報じられました。当時の山本陽子が41歳だったのに対し、沖田浩之は20歳になったばかり。熱愛が本当ならば、芸能史上稀に見る大スキャンダルです。
出会いは、沖田浩之が山本陽子の教え子役を演じた1982年のドラマ「愛を裁けますか」でした。週刊誌の記事は、これをきっかけに交際が始まり、沖田浩之が山本陽子のマンションに通うようになったと伝えています。沖田浩之と山本陽子は、自宅への出入りをあっさりと認めたものの、”友達”として熱愛を完全否定。
不倫関係を演じた1985年のドラマ「二度目のさよなら」での共演時には、一連の報道をネタにするほどのライトなノリも見せていました。この翌年頃、沖田浩之の母親に「息子をどうするつもりなのか?」と言われた山本陽子は、結婚の意思を周囲に漏らすようになっていたという噂。ところが、何らかの理由で、2人は間もなく破局を迎えたと伝えられています。
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沖田浩之が旧友・川上麻衣子に見せたSOSと優しさ!なぜ悲劇を防ぐことができなかったのか
沖田浩之は、「竹の子族」出身ということで、「3年B組金八先生」の生徒役でデビューした際には、尖った雰囲気で多くの女性ファンを獲得しました。その後、「E気持ち(イーきもち)」で歌手デビューを果たすと、熱狂的ファンによる親衛隊があちこちで結成されるほどのスターに。そのため、「3年B組金八先生」で、沖田浩之の彼女役を演じた女優・川上麻衣子には、壮絶な嫌がらせがあったそうです。
沖田浩之はそんな時、兄妹のように気にかけてくれる優しい人だったといいます。その川上麻衣子が、2017年3月7日放送の「芸能人が実体験を告白!最悪の一日」に出演し、沖田浩之が亡くなる数週間前に交わした会話を明かしました。川上麻衣子は、あるパーティで再会したかつての親友・沖田浩之に「聞いてほしいことがある」と言われたそうです。
しかし、プライベートや心身の悩みで精いっぱいだった川上麻衣子は、「また今度」とあしらってしまいました。そんな川上麻衣子を心配して、「何かあったら話せよ」と電話をくれたのが、沖田浩之の最後の言葉です。自分が強烈な悩みを抱えている中でも、他人を気遣わずにはいられない繊細さが、彼の身を滅ぼしたのかもしれません。
沖田浩之の家系は、父親や兄だけではなく、弁護士だった祖父までが自ら命を絶った自殺家系だと因縁めいた話もあります。沖田浩之は、アイドル扱いに疑問を覚え、俳優業に専念する中で、死の1週間前に終了したドラマ「サラリーマン金太郎」で、悪役の境地を拓いたばかりでした。津川雅彦も、期待していたからこそ厳しい声をかけたと言っていただけに、その流れを断ち切ることができなかったことが残念でなりません。
引用元:http://anincline.com/okita-hiroyuki/